LOGIN私の名前はミズモ・ラン海洋連合軍所属の軍曹。いろいろあって今は懲罰部隊に配属されているが、そこで新型MS実験隊が立ち上がり今はそこの隊長として活躍してるよ。
で、今日も今日とて火消し部隊として活躍しているけれどね。
「ストーム1救援要請があります」
「了解した。私たちは救援要請を受諾。これから掩護に向かう。シャンペン、ブランデー、ワイン。われに続け」
という感じでマリオネット隊を率いる私は掩護に向かうことになった。
どうやら連合ではなく帝国系の部隊が大型バグに包囲されつつある状況といった感じね。
「じゃあワインとブランデーは後方で掩護よろしく。シャンペン行くぜ」
「あいよ~」
という感じで私は流れるように敵を撃退していく。
孤立していたAT部隊の援護に回りそして後方まで護衛に当たった。その間に追撃してきた敵を削りながらであったが。
そして任務完了し母艦に戻った我々はいつものように整備班に機体の整備と武器、燃料補給を任せて司令に報告するべく指揮所に向かうとそこで帝国系の傭兵とばったり出会った。
「報告します。戦果は小型バグ40体、ル級バグ3体、タ級2体、レ級3体、ヲ級空中浮遊バグ4体、ワ級補給バグ1体破壊に成功しました。なお、途中で帝国系のAT部隊を掩護しその時に大型バグを破壊しました」
とまあ、ありのまま報告すると司令である佐藤大尉は言う。
「そうか。何故帝国の連中を助けた。いがみ合っている連中だが」
「お言葉を返すようですが、地球圏ならいざ知らずここは太陽系外縁部です。そして人類はバグの脅威にさらされております。ここでは旗の違いでとやかく言うのは野暮というものではありませんかな?」
「なるほど。確かに君の言うことはもっともだな。救援要請があったから掩護したらそれが帝国サイドだったそういうことでいいのだな」
「そうです」
「わかった」
と、まあ、これで話が終わるはずだったけれどその直後に私たちが乗っているガンビアベイに帝国の船が一隻並走してきた。
どうやら私が掩護した部隊が乗っている船だそうだ。そして私と司令は格納庫へと向かった。そして向こうの揚陸艇が着艦しそこからATがぞろぞろとやってきていた。
で、司令が何事か尋ねると向こうの方から通信が入ってきた。
「我々はプラウダ隊の隊長カチューシャ。先の戦闘で我々を助けてくれたMSのパイロットと面会がしたいのだけど」
「ですって。隊長。どうします」と私が言うと隊長は言う。
「お前がやらかしたんだろ行くしかあるまい。行きな」
「はいはい。わかりました」
そんな感じで私は格納庫に行きプラウダ隊のカチューシャとなる人物と会話することになった。
「私が先の戦闘であなた方を掩護したMSのパイロットだ。ここではなんだから談話室で会談を行いたいので貴方方もATから降りてもらいたいのだけれど」
「判ったわ」
そんな感じで私と隊長。それにプラウダ隊の連中20人が一堂に食堂の一角に集まって会談することになった。
「で、私はマリオネット隊隊長のミズモ・ランよ。無線コードはストーム1。貴方方を掩護したのは私になるわ。あともう一人いるけれどね」
「そう。私はプラウダ隊隊長のカチューシャ。隣にいるのが副官のノンナとクラーラになるわね。一つ聞きたいのだけどなぜ私たちを助けたのかしら」
「ん~。なぜかですか。救援要請を受けて幸い弾薬、燃料に余裕があったのと私たちの部隊はいわば火消し部隊だからある程度の自由が利く部隊だったからね。で、あなた達の部隊を助けた結果帝国系の部隊だった。それだけ」
「そう。これはトンデモナイ借りをもらっちゃったわね」
と隊長のカチューシャが言うと私は言う。
「この場所で帝国だの連合だのといがみ合う理由がない。まあ、その結果このような掃きだめというか懲罰部隊にだけど後悔はしていないよ」
「そっか。少し気に入ったわね」
「そう。でもなぜあなたのような子供が・・・」
「ちょっとこう見えてもあたし一応あんたよりも年上なのよ」
「そう。とてもそうは見えなかったのでね」
「まあ、そうなるよね。まあ、あたしも子供の頃に食うや食わずだったからね」
「そうなの。あたしもスラムで育ったけれどね」
「で、その体型なのね。羨ましいわね。ノンナやクラーラと変わらずといったところね」
「そうか。それは光栄だね。まあ、あたしの場合は市民権云々よりも仕事がなくてそれでこの兵隊稼業を選んだわね。まあ、最初に配属されたのが工兵隊でMSはおろかATすらもなくウォードレスでバグの巣などに爆薬を仕掛けて爆破任務を多数こなしたわね。もっともその時の同士というか同期の連中は皆喰われたり、爆薬が誘爆して吹っ飛んだりで皆死んだよ」
それを聞いたカチューシャの反応はとても驚いていたようだった。
「なによ。それって帝国よりも酷いじゃあないの。もしかして銃すらなかったの」
「一応護身用に口径7.62mmのカービン銃はあったけれど気休め程度ね。それこそイ級をやれるかどうかの代物だったわね。で、私たちが従事したのは味方の進撃の邪魔になるものを排除だから当然チ級やら光線級と言われるソ級がワンサカの現場だったわね。で、奴らの背後に乗り込んで破甲爆雷で撃破したこともあったけどさ。それでも部隊の損害は平均で8割の損失だったわね。で、ひどいときには指揮するものが皆死んじまったという状況もあったわね。それが何を意味するか貴方ならわかるでしょ」
「そうね。相当すごい経歴のようね。それじゃあ私たちの方も少し話しておくかしらね。まあ、明日をも知れない我々だからこそ少しでもということかしら」
「そう。いいわよ」
そしてカチューシャたちの話が始まる。
「私とノンナの二人はウクライナのとある農村で生まれたの。ノンナとは子供のころから一緒だったわ。
二人とも農奴の家でね、私たちは家畜と同じ扱いだった。両親も地主であった貴族に殺されたわ。
そんなわけで子供の頃の栄養不良が元でこの通りのチンマイ体になったわけよ。ノンナの方も似たような状態だったわね」
「そうですね。私のために少ない食料を分けてくれたこともありましたよ。ですから私はカチューシャに恩義と忠誠を誓っているのです」
それを聞いた私は言う。
「そうか。まあ、私も二親があっけなく死んじまって。養護施設に入れられて満足な食事にも事欠いたこともあったわね。で、ネズミやら小鳥を焼いて食ったこともあったけれどね。まあ、軍に入ってから急にムチムチになったけれど入る前はがりがりだったわね」
「そうなんだ。連合というのも結構貧富の差はひどいのね」
「まあ、そうなるわね。少なくても手前に才覚次第で這い上がることができるけれどね。で、どうにか義務教育終了までにどうにか生き延びる術を身に着けることができた私は生き延びるために軍に入隊した。
カチューシャはどうなの」
「あたしの方も似たようなものね。ノンナが地主の代理母にされると聞いて私はノンナを説得してその地主をヤッたわね。まあ、その直後にその屋敷は火災にあって地主は焼死体となったそうだけどね。
で、私たちはそのまま軍に入隊しそこで機動歩兵訓練を受けて私たち二人とも脱落することなく実戦部隊に配属されたわね」
「そのヤルっていうのはいわゆる殺す方のヤルよね」
「もちろんよ。まあ、結果的には焼死体になったけれど私たちが手を下したときはまだ息があったけどね」
「そう。そしてタバコの火の不始末かストーブの火が燃え移って屋敷が全焼ということね」
「そうなるわね。で、私たち二人は機動歩兵部隊で任期の3年をどうにか無事に過ごせたわ。で、一応市民ということになったのだけど本当の地獄はそこからだったわね。ノンナ」
「そうですね。カチューシャ」
「市民になったなら確か国から軍人恩給が出るはずだが」
「まあ、出るには出たけれどそんなの家賃だの税金で右から左よ生活費を稼ぐのに私たちは最初AT、MS技能を持っていたからその手の仕事にありつこうとしたけれどまあ、ほとんど相手にされなかったわね。で、他の仕事を探そうにも資格がないわ。読み書きも碌にできない学がない人間だったから。娼婦になる覚悟を決めた時にAT、MS操縦技能をもつ者募集という張り紙をみたのよ。で、それがいわゆるバトリングというAT、MS同士の肉弾戦の操縦手だったわけよ。かつて古代ローマでコロシアムというところで自由市民の娯楽のために剣闘士同士が戦ったあのような感じよ」
それをきいて私は言う。
「そっか。こっちも昔は違法だったけれど今は公営ギャンブルということでATのプロレスというか格闘技はあるわね。なんでも西住みほ議員が違法化するくらいなら完全合法化して競技という風にしたほうが良いということで今では大規模試合では放送される程度の知名度になったわね。むろん、勝ち上がる選手はトップスターとして賞賛もされてるようだね。昔はマフィアだのヤーさんが取り仕切っていたから闇試合で非合法という分類だったけれどね。で、帝国の方はどうなの」
それを聞いたノンナは言う。
「そうですか。ある意味羨ましいですね。私たちの方は非合法ということですし、その上貴族たちの資金源になっていますしね。そして私たちのような解放奴隷などがこの手の競技に参加させられますね。そして、私たちがいたプロモーターというのかな興行手配士が質の悪い奴で仲介料だのなんだのといってファイトマネーを中抜きするクズ野郎だったわね。その時にクラーラとであったのよね」
「そうですね。同士カチューシャ。貴方がいなければ私は今頃死んでいたでしょう」
とまあ、その様子を見て私は察したわね。で、そのような話が一段落ついた直後船体が大きく揺れ警報が鳴り響いていた。
そして隊長がとっさに艦内電話の受話器を取り上げて状況を聞く。そして彼は言う。
「敵の急襲だ。数はヤドカリ級戦艦2、スズメバチ級フリゲート多数だ。で、いま随伴艦と交戦ちゅうだがこちらも急いで出撃だ」
「判った。今すぐハンガーに行くよ。カチューシャ。貴方方もバトルドレスとATに急いで搭乗したほうがいいわね」
「わかっているわ。まさか宇宙でバグと交戦とはね」
「御託はあとです。いそぎますよ」
そんな感じで格納庫に向かう途中で船内が大きく揺れるそして赤いライトに切り替わる。これはちとまずい状況になりつつあるとおもったわね
私の名前はフリッツフォンマインシュタイン。帝国軍大佐である。身体的欠陥というか幼少期の事故により私の両目は人工の眼球でこうせいされている。通常の人間と同じく物は見えているので軍務も支障はないが、私の本分は参謀職である。私ごとであるが海洋連合軍の一人の女性准士官と深い仲となり、彼女が負傷による軍務続行不可で退役となった時点で私は彼女にプロポーズをしたのである。その結果は彼女にしてみれば帝国貴族の私の妻ならば衣食住は確保されているという事であり彼女の肉体的欠陥を知ったうえでのプロポーズであるので彼女は即決であったのは驚きである。まあ、我々二人は結婚式という派手な虚飾を嫌っているし彼女もそれを望んでいなかったが彼女がどうしてもやりたかったと言って純白のウェディングドレスを着て写真を撮りたいという我が儘というか希望をかなえてあげた。マヒした左足の再生医療として注入した再生用ナノマシンの副作用なのか機能不全を起こしていた子宮が回復したのは大いなる副産物であったな。左足の方も杖なしで歩ける程度というか日常生活を送る程度には回復したのはとてもうれしいことである。リハビリといって彼女は毎日ママチャリという日本地区で標準的な自転車に乗って数km離れた商店街で毎日買い出しに行って買い物をしており、子育ての合間を縫って通信制大学に入るべく勉学に励んでるそうだ。私も及ばずながらいろいろと手ほどきをしてるのだが彼女はまさに優秀と感じたな。すでに大学入試受験資格検定を合格したと聞いた時は私も大喜びをしたものだ。そして今の私は海洋連合日本地区の大使館付駐在武官として朝9時から夜の17時の週5勤務を行っていたりする。もっとも、駐在武官といえば合法的スパイというか武官同士での話し合いなどが行われていたりして意外と忙しい仕事でもある。だが、この仕事をもって私自身も退役を願い出ようと思うのだ。既に一生食うには困らない程度の資産はある、それに今の私には守るべき妻や子供がいるのでな。下手に戦場に出て彼女を未亡人にはさせたくないし生まれた子供たちに寂しい思いはさせたくないという感情が湧いたのは私自身の変化に戸惑ったりしている。おそらく以前の私を知るものが今の私の姿をみれば大いに驚くであろう。以前の私はドライアイスの剣とか言われるほどの悪く言えば冷酷、よく言えばリアリストといえばよいだろ
「咲夜。私たちの軍務期限が終わって無事に除隊できたけれどこれからどうしようか」「そうよね。美鈴《めいりん》と一緒に除隊できたのはいいけれど仕事の口を探さないとまずいわね」「そうよね。一応恩給はもらえるけれど昨今のインフレでは食うのも不自由だからなぁ。とりあえず一時的な住む場所はどうにかしてるけれどこの施設もいずれ出ていかないと駄目だしね」「そうだよね。私たちが今いるところは退役軍人の一時居住施設だからね」あ、自己紹介が忘れていたわね。私の名前は十六夜咲夜《イザヨイサクヤ》隣の女性は紅美鈴《ホンメイリン》ね。まあ、私たちは中華帝国系の血を引いてるけど一応、海洋連合に国籍を持ってるけれどね。まあ、私たち二人の関係だけど幼少期からの腐れ縁でもあり百合の関係だったりするけれどね。あたしたちとある大金持ちの家で住み込みのメイドとしていろいろとしていたけれどその大金持ちが没落して。私たちは暇を出された。行くところもなかったので軍に入ったのよね。「一応、私たち、掃除洗濯炊事といった基本的な仕事はこなせるよね」「そうだよな。あとは軍でパワードスーツ操縦技能資格を取ったしね。どこぞの工事現場とかの食堂で飯盛り女としてもできるしホテルのスタッフとしてもだよな」とメイリンが答える。「私は美鈴と一緒に仕事がしたいけれどね。だって私は美鈴が好きだし」そんなことを話しながら職業安定所で求人票を一通り見てみたがめぼしい募集はなかったわね。それで日銭というか食うために私たち二人は家政婦仲介所で二人とも登録するべく建屋に入ろうとしたときに私は白髪の男性とぶつかってしまった。「申し訳ありませんお怪我はございませんでしょうか」「それは大丈夫だ。だが、前方はよく見るように。おや。君たちはたしかミズモ・ランがいた部隊のスカウトか君たちがなぜこのような場所に来たのだ。そのあたりの話が聞きたいがどうかね」「それは問題ありません」「私も美鈴と同じ意見なので。どこで話をしましょうか」「うむ。ならば私の屋敷で話そう」そんな感じで私たちは帝国軍人それもお貴族様のお屋敷にきたわね。まあ、駐在武官がすむ屋敷だったわね。「私の名前はフリッツフォンマインシュタイン帝国大佐である。君たちの名前を知りたい」「私の名前は十六夜咲夜《いざよいさくや》元連合の上等兵になりますね」「私は紅美鈴《ほん
「なあ。美也。あのランが負傷除隊でいなくなってからあたしたちも満期除隊で除隊したのは良いけれど、世間の風は冷たいぜ。そう思うだろう美也」「ホントそうだね。私たち手足がまともについている状態で最前線に従軍して満期除隊できたというだけでも幸運の持ち主といえるのかもね真理愛」「だよな。だけど、食い扶持をどうにかしないと飢え死にするぜ」「とりあえず。五体満足で無事に軍隊を除隊できたそれだけでも儲けものじゃあないかしら真理愛、美也」金髪の女が二人に言う。美也と真理愛は答える。「確かにそうだけど、軍も薄情だよなぁ。僅かなはした金と給付金手続き用の書類だけ渡されてだしな。まあ、退役軍人向けの下宿があるから当面は住処には困らんがマジに食い扶持と住まいを何とかしないと俺たち飢え死一直線だぜ」「そうね。食い扶持というか仕事を見つけないとね。軍人年金とはいえ。上等兵の恩給なんてたかが知れているしね。でアリスには何かいいアイディアがあるのかしら」アリスは答える。「そうねぇ。現状私たちは女よね。それも体には大した傷跡もない。まあ、膜にかんしては3人とも破れているとして、手っ取り早く稼ごうというのならば、それこそ風俗店やスナック、キャバクラなどの店で働くだね。でも、これにはデメリットが大きいよ。若いうちはそれで稼げるけれど、若さは永遠じゃあないから衰えたら稼げなくなって悲惨な目に合うわ。それに性病などのリスクもあるからこれは最後手段となるわね。今の私たちが持っている資格といえば、強化外骨格作業機2級、小型汎用作業機1級、宇宙作業技能3級という感じね。まあ、宇宙港や空港などで貨物の積み下ろし作業員という手もある。他にはあたしは調理師持ってるけれど、真理愛や美也は何か資格があるかしら」真理愛が答える。「あたしか一応、軍に入る前にはきのこの研究家をしていてキノコ鑑定士やキノコの判別栽培をしていたけれどね。まあ、山林でキノコ採りとかでないとほとんど使えないかな」美也も答える。「あたしは一応、親が神社だったから、神職と巫女の資格は持ってるわね。でアリスの方は調理師以外になにかあるの」アリスは美也の質問に対して答える。「一応、調理師以外にはハンターも持っていたけれど、期限切れだから再試験受けないと無理ね。あと、日本地区で銃砲を所持しようとしたら結構大変ね」とまあ、オンナ三人
「いらっしゃいませ。ってラン。あんたいつ地球に戻って来たの」「外宇宙の拠点構築任務でケガして軍務続行不可能となってね。それで負傷除隊ということになったよ。まあ、懲罰部隊といえども負傷除隊はその限りではないしね。沙織も元気そうでなによりだよ」「そうね。ってランあんた結婚したんだ」沙織があたしの左手の薬指にはめられている指輪を見て訪ねてくる。「そうだよ。相手は帝国の将校さんとね」「そっか。ランあんたも幸せを掴めてよかったよ。今日はご飯をたべに来たの」「それもあるけれど旦那においしい店を教えておこうと思ってね。で、いきなりだけど今夜予約とれるかしら」「それはまあ、大丈夫よ」「ありがとね」という感じでお昼のピークタイムが終わって一息ついていた時に、以前店に来たランから今夜店に来るから予約したいとのことだったわね。で、その日の夜。予約時間5分前に彼女は旦那を連れて店に来たわね。まあ、ディナータイムに来てコース料理を食べてくれたわ。で、店がバータイムに入ってひと段落下ころ私はランの元に向かったわ。「如何でしたか本日のお料理は」「うむ。とても美味であった。シンプルな料理だがそれ故にとても美味であった。ところで女将でいいのかな。私はフリッツフォンマインシュタインである。となりは妻のランであるがフロイライン。君の名前をぜひ」「あ、私ですか私はタケベサオリと言います。ランとは戦友でした。ランとは違う部隊でしたが何度かランと同じ戦場に立っていましたので」「そうか。君はどの兵科にいたのかね」「空間機動歩兵をしてました。まあ、私も何度か実戦は経験しましたが、隊長が気を利かせてくれたのか上等兵になってからは木星の補給ステーション警備任務がメインでしたので」「そうか。フロイラインタケベ。君の料理は実に美味だった。ディナータイムには間に合わぬかもしれんがバータイムに私たちは来よう。お酒も料理も実に絶品だったでは失礼する」彼はそうして店を去ったわ。で、この後がとても大変だった。本当にあの人はガチで帝国の将校さんだったらしく、同期や部下を連れてきてくれたわ。私の方も金髪イケメンの将軍様に求婚されて結婚することになったわね。まあ、お店の方は弟子のケイに店を渡したよ。まあ、ケイもあたしが幸せになると聞いて大いに喜んだ。私が結婚してからだけど、店は大いに活気があ
シリウス星系 ワープゲート建設予定地「おーい。コネクターの接合はどうなってる」「すべて正常につながってるぞ」「そうかフレームの方はどうだ」「問題ない」「フレームを動かすぞ注意しろ」私の名前はミズモ・ラン海洋連合所属の准尉だね。今はシリウス星系外縁で対バグ戦闘に備えての橋頭保確保のために、輸送艦隊を迅速に運ぶためのワープゲートの建設が行われている。そこで私はその護衛としてモビルスーツに乗って工兵隊の護衛をしているのである。帝国軍、海洋連合軍人がお互いに協力して作業をしてるという光景は地球圏では見ることはないがここでは常な光景であったりする。個人的にはモビルスーツも作業に従事させればとも思うけれどサイズ的にでかすぎてということでAT隊の皆さんが工兵として作業を行っているのである。それからしばらくして交代が来たので私は母艦であるガンビアベイに戻り格納庫の所定の位置にモビルスーツを固定させる。「お疲れ様です。どうでした」整備兵の質問に私は答える。「ん。今のところ敵の襲来もなく確実に建設は進んでるわね。作業進捗予定通りという感じかな」「そうですか機材の方はどうです」「特に問題は無いね。一応チェックリストをまとめておいたのであとはよろしくお願いね」「わかりました」そんな感じで私はモビルスーツコックピットのハッチを開けて機体から降りる。そしていつも通り今回の出撃の報告書をまとめて指揮所に提出し本日の業務が完了となり、いつもの通りに腹を満たすべく食堂へむかうと帝国軍の士官様が配膳口に並んでいたのである。「あら、帝国軍士官が珍しいですね。ここは兵員食堂ですがって。オスカー大佐なぜここに」「簡単だ。兵隊の食するものも我ら士官が食う献立どのような違いがあるのか否かを知りたかっただけだ」彼の問いに私は答える。「そうですか。少なくても連合では兵隊も士官も食べている献立は変わりませんよ。まあ、配給される器が違いますが、普段の航行中や戦闘時の配給食は兵隊も士官も変わらないですね。それに士官と兵隊で献立が違っていたら、兵站というか主計課の皆さんも余計な手間でしょうに」「そうか。その辺は合理的ともいえるな。だが、この船の食事はとても美味である」「そうですか。それ料理長の鳳鳴さんが聞いたら喜ぶよ。彼女元豪華客船でチーフコックをしてたそうだけど今ではこの
私の名前はミズモ・ラン海洋連合軍准尉であり、総撃墜数500以上のエースだったりする。まあ、元は戦闘工兵として数多くの激戦を生き延びた歴戦の戦士ともいえるね。まあ、ある意味火消し部隊で生き延びた故の撃墜数ともいえるけれどそれはともかく。私達ガンビアベイ隊はとうとうオールトの雲に橋頭保を確保することに成功し海洋連合と帝国サイドと共同作戦というか宇宙に関してはお互いに政治的なことはあるにしろ、バグという共通の敵がいるので、共に手を取ってことに当たらねば埒が明かないということで同盟というか共同戦線という形になったのである。そして私が所属している母艦ガンビアベイがその戦いの最前線を任されることになったのである。まあ、わが方は戦闘部隊はともかく艦船特に艦長クラスの佐官、士官不足であったが、帝国サイドから多数の士官が私たちの所にやってきたのである。どうやら帝国の方は艦船不足だったようだ。その為、帝国でも有名な提督がガンビアベイに乗り込むということでいろいろとすり合わせが大変だったけれどまあ、私自身は現場の1兵士としての立ち位置であったりするのでその大変さを傍目で見ながら現場の格納庫で機材の整備や調整をしていたりしてたのである。で、ガンビアベイが旗艦となって帝国艦隊と海洋連合の合同艦隊というがまあ、双方ともに掃きだめというか兵士としては超一流だけど性格、素行不良な連中ばかりが集まった部隊になったね。参謀と司令官としてマインシュタイン大佐とオスカー大佐の指揮でやることになったね。あ、そうそうシーマ中佐は例によって第三戦傷で後送されてしまったよ。あの様子では時間の問題だったね。そんなこんなでいよいよ外宇宙へいくことになるのであるが、休憩所で一休みしてるとマインシュタイン大佐が私に話しかけてきた。「いよいよ。人類は太陽系から離れることになる作戦上はシリウス星系に拠点を設けるというがどうかね」という質問に私は答える。「そうですね。一つだけ言えるのは船がやられれば我々は救援もなく野垂れ死にということになるということですね。一度敵の襲撃を受けて本船も航行不能状態にされたこともありましたからね。まあ、その時はまだ太陽系内だったので味方の艦隊と合流できてどうにかなったけれど今回は補給艦や自走ドック艦が後方にいるとはいえ、そのサービス艦隊がやられたら我々の進撃は不可能ということ
私の名前はミズモ・ラン。海洋連合の兵隊よ。先ほど敵のバグ艦隊と遭遇して我らの艦隊は奇襲を食らったわね。で、今非常警報が鳴り響き艦内通路は全て赤ランプが点灯してるわ。私は緊急用宇宙服を着用し格納庫へと向かったわ。そして格納庫にどうにかたどりついた私は整備班長のアストナージに尋ねる。「すぐに出撃するができるか」返事はこう来た。「無理っす。さっきの直撃で戦闘用MSは全損しました。今すぐ出せるのは整備用のMSだけです」「そうか。ならそれに乗る。ありったけの対艦兵装を用意してくれ。すぐに出るぞ」「判りました180秒ください」「おっしゃあ判った」そんな感じであたしは大急ぎでMSを起動さ
強襲揚陸艦 ガンビア・ベイ 格納庫内にて「アストナージさんよ。これはどうかな」「どうかなって言われてもよ。こいつは相当なものだぞ。関節、油圧系はオーバーホール確定で、電装系、ジェネレーター回りもこれ全交換したほうが良いレベルだ。おまけにフレームもガタが着てる。これはもう無理だぞ。俺としては補給で来た新古品のザク3に乗り換えたほうがいいな。幸い完成機が4機と予備パーツが12機分あるので稼働では問題ないがな」「そうか。気に入っていたけれどこれはもうお陀仏ということになるのね」「そうだな。まあ、パーツ取りとして放置になるだろうな」私が整備班長のアストナージと会話をしてるとケイから隊長が呼
「武器としてアサルトライフル一丁だけではどうにもならん。爆薬梱包はあるけれどあまり派手に使っていると在庫も相当減っている状態だからなぁ。たしか補給担当のマッコイに頼めば発言力やターゲットポイントを使うけれどいろいろな武器弾薬を調達してくれると聞いたから行くとしますか」という感じで私は補給担当のマッコイ爺さんの所にやってきた。「ここがマッコイ商会でいいのだよね」「おうよ。嬢ちゃんは確か新兵の嵐だったな」「そうだよ。で、ここに頼ればどんな武装などもあると聞いてね」「ああ。間違いないぜ。その代わり値は張るがな」「そう。とりあえずMSの武器の目録あるかしら」「ああ。これじゃな」そして
モビルスーツを受領して慣熟訓練を行った数日後我々の部隊に出撃命令が下った。作戦前のブリーフィングによれば敵補給所を襲撃せよとの任務であるが、航空支援や砲撃支援は一切なしとのことであった。まさに捨て駒的な懲罰部隊ということになるわけだね。出撃の準備としてウォードレスを装備しドレスの武器ラックに護身用のナイフとサブマシンガンを装備し、ヘルメットを着用しバイザーを下ろす。生命維持装置は問題なく動くことを確認しバイザーを上げる。そしてコックピット内部にてサバイバルキット、移動用スラスター、生命維持用バックパックを確認しシートに座り固定用ハーネスを装着する。装着後メインバッテリースイッチをオン